心で書く書道

昨年、展覧会の作品作りで三文字のテーマを決めていた時小学四年生のAさんが「夏は夜」と書きたい!と言いました、「夏の夜」ではなくどうしても「夏は夜」がいいと。

枕草子が好きなんだそうです。

そんなふうに書道に向き合う姿勢が本当に素敵です

今年に入って、五年生になったAさんと同じ時間帯の三年生Tさんは学校も学年も違いますが
興味関心が似ていて、私も知らない歴史や地理の話、ピアノの話、などをしている仲間。

江戸をテーマの書道展に作品を出さない??
と私が言うと

「江戸といえば、スカイツリーのライティングの色は江戸がテーマらしいですよ」とAさん。

調べてみると
「粋」水色
「雅」紫色
「幟」たちばな色 

と漢字一文字のテーマがあるのだそうです。

これは三人で書くのにぴったりだね!ということで
Aさんの妹さんと三人で作品作りにとりかかりました。

低学年の生徒さんには難しい文字でしたが、文字の完成度よりも
その時のその気持ちを大切にしたいとおもうのです。

「幟」を担当してくれたTさん。あまり見たこともない字で苦戦!

自分で自分の字を添削したり、お友達からのアドバイスをもらって頑張っていました!

「心で書く」まだその域に達していない私・・・・小さな書道家に負けていられませんね。

「第10回 江戸書道展」のコラムはまた次回に続きます!