一枚にこめる気持ち

真面目な生徒さんほどやってしまいがちなのですが

はじめの一文字だけ書いて「やめた」と次の半紙をだして書き始めたり

一か所気に入らないとそのあと雑に書いてしまったり時々そんな光景をみることがあります。

そんな時は私自身が真っ黒(もしくは真っ赤)になるまで練習した半紙を見せてあげることにしています。

「失敗したときは上から何回も練習してみて!練習しないですぐに新しい半紙に書いたら・・・きっとまた同じ失敗を繰り返しちゃうよね。先生だって毎日こんなに失敗してるんだよ。」と

あえて失敗作を見てもらい、一枚一枚大切に練習する気持ちを伝えています。

江戸東京博物館にいくと寺子屋で勉強している子どもたちの様子が展示してあります。一枚にこめる気持ち・・・ぜひ想像してみてください。